赤・白・黒・緑はアラブの色です。
サラセン帝国の末裔、アラブの国々があります。赤・白・黒・緑の四色で、その栄光と団結を表しています。
◎アラブとは?
アラビア半島を中心に西アジアから地中海沿岸、北アフリカまでを含む範囲に住む人々やその国の人のことです。多くの人は、アラビア語を話し、イスラム教を信仰しています。
この地域を中心に7世紀から13世紀までサラセン帝国(イスラム帝国)という大きな国が栄え、インドからスペイン、北アフリカまで勢力を伸ばしました。アラブ=アラブ連盟という組織に所属する21か国と一地域を呼びます。
◎不幸な過去
栄光の歴史を持つアラブですが、サラセン帝国が13世紀中頃に衰退・分裂・崩壊した後は数々の宗教的な争いに巻き込まれました。これはエルサレムという町の争いでした。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の3つの宗教は、エルサレムを自分たちの聖地と考えているからなのです。
エルサレム
- ユダヤ教・・・ソロモンという大王が最初に神殿を立てた地。
- キリスト教・・・イエスが十字架で磔にされて死んだ場所。
- イスラム教・・・創始者ムハンマドがそこにある岩のドームから昇天したとされる場所。
キリスト教徒は何度もイスラム教徒に戦いを挑んでこの場所を奪おうとしてきました。現在は、ユダヤ教徒が自分たちの国イスラエルを作っています。
これらの闘争はまだ決着がつかず、現在でもこの地域では不幸な争いが続いています。
◎4つの色の意味
赤・白・黒・緑の4つの色は、昔からアラブの王朝が使ってきた色です。それぞれにイスラム教にちなんだ意味があります。白は、ムハンマドの部族のターバンの色で黒は、イスラム聖地で死んだ人への哀悼を示しています。
- ・赤・・・革命と刃
- 聖なる戦いや国家建設のために流された血を表します
- ・緑・・・豊かな大地
- 豊かな国土への愛とともにイスラム教を表します
- ・白・・・純血と行動力
- 清い生活や、忌まわしい過去から逃れた独立を表します
- ・黒・・・虐げられてきた過去との戦い、敵の敗退
- を表します